SSLの導入に向けた調査 – アドレスが変わったらどうするの?
2017-05-27
個人ホームページにSSLを導入するための調査です。以前の記事をコチラです。
SSL導入するにあたって気になっている点があります。
第1の問題は、SSLを導入するとホームページのアドレスがhttp://からhttps://に変更されます。
第2の問題は、ホームページ内の内部リンクのアドレスが変わってしまいます。
アドレスがhttp://からhttps://に変更になる
これでは、せっかくSSLを導入したのに、下記のことが考えられます。
- http://で検索したらホームページが表示されない。
- http://でホームページを登録している人がいたら、ホームページが表示されない。
- http://でホームページをリンクしていたら、ホームページが表示されない。
- ホームページ内のリンクが表示されなくなる。
アドレスをリダイレクトする必要がある
まず第1の問題点ですが、アドレスがhttps://に変更されると、http://で入力したら表示されなくなります。そうすると他の人が今までhttp://で登録していたら、ホームページが見られなくなってしまいます。これは非常にマズいですね。
対処方法は、「.htaccess」というファイルに追記すれば、http://をhttps://にリダイレクトしてくれるそうです。「.htaccess」とは、サーバーの各種設定は制御を行うファイルです。レンタルサーバーで契約していれば、ファイルがあると思います。もしなければ、作ることも可能だと思います。
ちなみにWordPressだとルートディレクトリに入っているはずです。もし無い場合は、管理画面からパーマリンクを指定すると作成されます。もちろん自分でファイルを作ってもOKです。
設定方法はいろいろあるみたいです。参考資料はこちらです(httpからhttpsに.htaccessを使ってリダイレクトさせる方法)。
設定に関することは、実際にやってみたときに書きます。
ホームページ内のリンクを変更する必要がある
第2の問題点ですが、ホームページ内の全てのページもhttp://からhttps://に変更されます。よってホームページの内部リンクをhttp://のままにしておくとリンク切れになります。WordPressだとブログに書いた内部リンクなどはリンク切れになります。
上図のようなリンクは、アドレスが変わるので表示されなくなる
対処方法は、リンクを書き換えるしかないですね。さすがに1つずつ手動で変えるのは面倒なので、一括で変更しましょう。
HTML形式のホームページであれば、エディターで一括置換えをすれば問題なく変更できます。
WordPressであれば、一括置換えのプラグインを導入するか、エクスポートして一括置換えしてインポートするか、データベースから一括置換えをすれば良いと思います。
これらの作業は、バックアップを取った後にやった方が良いです。でもやっぱり、バックアップ取得→一括置換え→変更されたか確認の作業が発生するので面倒ですね。
SSL導入はかなり手間がかかりますね。SSL導入はホームページを制作するときに検討した方が良いです。後から対応するのは面倒なことになるので、ホームページ公開前にSSL導入を済ませておきたいですね。特に大きめのホームページだと、なおさら事前に検討した方が良いでしょう。