WordPressのバージョンをダウングレードするのは、簡単だった。
今回はWordPressのバージョンをダウングレードすることについて書きます。
目次
WordPressのダウングレードの依頼を受けた
先日、仕事で制作しているウェブサイトで起きたことです。
WordPressで制作しているサイトで「バージョンを4.9~5.1の間で制作してください」とウェブディレクターから言われました。まだ本番公開はしていませんが、すでに制作に取り掛かっていて、しかも結構ページを作っていました。
自分としては「マジですか?もう作っているんですけど・・・」という感じでした。
事前に要望が無かったので、当然、最新バージョンの5.7です。
とりあえず「WordPressは最新バージョンで作ることを推奨しています。たぶん、ダウングレードしたら不具合が発生すると思うので、断る方向で調整してもらえますか?」とお願いしました。
これで納得してもらえると楽観視していましたが、クライアントからサーバーで正しく動くにはバージョン4.9~5.1が必要だからお願いしますと、ウェブディレクターに言われました。
バージョンをダウングレードする理由
どうやらクライアント側には、グループ会社全体のサーバーを管理しているウェブ制作会社があり、そこがバージョン4.9~5.1で制作してくれと言ってきているとのこと。
そんなことがあるのですね。WordPressのバージョン指定なんて初めての経験です。
PHPやMySQLのバージョン指定なら理解できますが、WordPressのバージョン指定は意図が分かりません。まあ複数の会社が絡むと、いろいろなケースがあります。
「WP Downgrade Specific Core Version」であっさりダウングレードできました
という訳で、仕方なくダウングレードすることになりました。ネットで調べた所、「WP Downgrade Specific Core Version」というプラグインを使えば簡単にダウングレードできるとのこと。
実際に「WP Downgrade Specific Core Version」をインストールしてダウングレードしたらあっさりと上手く出来ました。
やり方は非常に簡単で①インストール②ダウングレードしたいバージョンを入力③実行になります。詳細な手順はコチラをご覧ください。
懸念していた不具合ですが、今回は発生しませんでした。エラーメッセージが発生すれば、面倒な対応になると思いますが、そうでなければダウングレードしたいバージョンを記入してクリックすればOKです。
今回は、バージョン5.7→5.1へダウングレードしました。
各プラグインはダウングレードされていません
他に気づいた点として、WordPressのバージョンはダウングレードされましたが、各プラグインのバージョンはそのままでした。各プラグインはダウングレードされていません。
WordPressはダウングレードされて、各プラグインはそのままということは、不具合を生む可能性はあると思います。だいたいプラグインが原因で不具合が発生するので、今回はたまたま上手くダウングレード出来たのかもしれません。インストールしているプラグインによって結果が変わることはあると思います。
今回はやりませんでしたが、一旦全プラグインを停止してからダウングレードして、1つずつプラグインを有効にするようにした方が安全かもしれません。
まとめ
不具合なく上手くダウングレードできたからだと思いますが、「WP Downgrade Specific Core Version」は非常におススメです。簡単にバージョンをダウングレードできます。
WordPressのバージョンをダウングレードするには最強のツールだと思います。