WordPressの動作環境を把握しよう
クライアントのサイトリニューアルを請け負ったときに、サーバがWordPressの最低動作環境を満たしていないことがあります。事前にクライアントが契約したサーバ情報を教えてもらっていれば、対策を取れますが、つい私も確認するのを忘れてしまって、本番公開の作業時で気付くことがあります。
今回は、自戒の意味も込めて、WordPressの動作環境について記事を書きます。
目次
WordPressの動作環境は?
2020年9月23日時点では下記の通りです。
PHP バージョン 7.4 以上。
MySQL バージョン 5.6 以上、または MariaDB バージョン 10.1 以上。
最低動作環境は?
2020年9月23日時点では下記の通りです。
PHP バージョン5.6.20以上。
MySQL 5.0以上
しかし、これらのバージョンは、すでにサポートが終了しています。なので、セキュリティ上、好ましくありません。
ちなみに本当に最低動作環境で動くのかは微妙です。WordPress自体は稼働しますが、プラグインがインストールできないことがあります。それは、導入したいプラグインによって異なります。
動作環境は、どこに掲載されているか?
動作環境は、WordPress公式サイトの日本語版に掲載されています。
WORDPRESS.ORG日本語
ちなみにこちらのサイトでは、各バージョンの動作環境と推奨環境を表にまとめてくれています。見やすくて非常に助かります。
動作環境の確認は、どんな時に必要か?
よくあるのは、サイトをリニューアルするときですね。新しくサーバを契約するのであれば問題ありませんが、ずっと利用している古いサーバにWordPressを上書きするときは、動作確認の確認が必要です。
古いサーバでは、WordPressが動いていても安心できません
「ウチのサーバは、問題なくWordPressが動いている」といって安心してはいけません。古いバージョンのWordPressだから動いていることがあります。
リニューアルする時は新しいバージョンのWordPressになっていることでしょう。その新しいバージョンのWordPressの動作環境を、サーバが満たしていないことがあります。そんな時はWordPressを導入できません。
まとめ
ということが、事前にわかっていたら早めに対応することができます。サイトをリニューアルする時は、サーバがWordPressの動作環境を満たしているか調べましょう。