やっとできた!XAMPPでバーチャルホストの設定方法(Windows編)
ローカルでの環境構築には欠かせないXAMPPですが、バーチャルホストを設定しても上手くできませんでした。
原因がわからず苦労していましたが、この度出来るようになりましたので記事にします。
ちなみに、私の環境はWindows10です。恐らくWindowsならOSが違っても出来ると思います。
目次
結論を先に言うと
やることは2つだけです。
- バーチャルホストのファイルを変更
- hostsファイルを変更
XAMPPにはウェブサーバーが入っています。その中にバーチャルホストのファイルがあるので変更します。
次に、自分のPC内に入っているhostsファイルを変更します。以上でバーチャルホストの設定ができます。
サーバーのバーチャルホスト設定
ウェブサーバー(apache)のバーチャルホストを設定します。
場所はxampp/apache/conf/extra/httpd-vhosts.confにあります。
念のため、作業前にバックアップを取っておきましょう。ファイル名「httpd-vhosts.conf」を複製しておけば良いです。
「httpd-vhosts.conf」の最後に下記を追記します。
<VirtualHost *:80>
DocumentRoot "C:/xampp/htdocs/フォルダ名/"
ServerName 適当なドメイン名(例:sample.localhost)
</VirtualHost>
<Directory "C:/xampp/htdocs/フォルダ名/">
Options Indexes
AllowOverride All
Require all granted
</Directory>
この作業は、バーチャルホストの設定とバーチャルホストのフォルダを記載しています。
フォルダ名は好きな名前で良いです。ドメイン名も好きな名前で結構ですが、Chromeなどのブラウザによっては、セキュリティの問題で表示できないことがあります。そんな時は他の名前にしましょう。
後日追記:Directory内のOptions Indexesを記載すると、WordPressの場合にブラウザが表示されませんでした。記事「XAMPPでバーチャルホストの設定方法(WordPressの場合)」に書きました。
PCにあるhostsファイルの設定
次にhostsファイルを設定します。
場所はC:\Windows\System32\drivers\etc\hostsにあります。
このファイルもバックアップを取っておきましょう。ファイル名を複製しておけば良いです。
hostsファイルは、この場所に格納されていると権限の問題で直接編集できません。ただしhostsファイルの置き換えは可能です。ですので、まずはhostsファイルをデスクトップ辺りにコピーして編集しましょう。
記載場所はどこでも良さそうな気がしますが、一応最後に1文を追記しましょう。127.0.0.1の後に先ほど指定したドメイン名を記載します。
# localhost name resolution is handled within DNS itself.
127.0.0.1 localhost
127.0.0.1 先ほど指定したドメイン名 (例:sample.localhost)
これでhostsファイルの変更は終了です。
あとは、C:\Windows\System32\drivers\etcにあるhostsファイルを置き換えます。
Apacheをリスタート
この後、今までの設定を反映させるために、XAMPPのApacheをリスタートします。
以上で終了です。指定したドメイン名をブラウザに入力するとホームページが表示されます。
なんで今までバーチャルドメインが出来なかったのか、今となっては不思議です。
これからはストレスなくローカル環境が構築できます。