BASEで独自ドメインをルートドメインで表示する方法

BASEで作ったECサイトは、独自ドメインを設定することが出来ます。しかし、ルートドメインには対応されておらず、サブドメインのみ対応となっています。

今回は、ルートドメインに対応する方法を書きます。

BASEの独自ドメインは、サブドメインのみ対応可能です。

BASEの拡張機能(App)の1つに独自ドメインAppがあります(独自ドメインAppはこちら)。これは、自分で取得した独自ドメインを、BASEのURLに設定できる機能です。

例えば、sample.shopという独自ドメインを取得します。お名前.comなどのドメイン管理会社で取得するとします。その独自ドメイン(sample.shop)を、BASEで作ったECサイトのURLに設定することができます。

しかし、ルートドメインには対応していません

独自ドメインAppの説明をよく見ると、ルートドメインには対応していないと書いてあります。

先ほどの例でいうと、ルートドメインに当たるsample.shopには対応していないことになります。独自ドメインAppは、サブドメインのみ設定可能と書いてあります。

というか、このキャッチコピーを見ると、普通に独自ドメインが使えると思いますよね?「えー!マジかよ?」と思いました。

条件によっては、ルートドメインに対応できます。

条件によっては、ルートドメインでBASEに対応することができます。その条件とは、別途レンタルサーバに契約していることです。

ルートドメインをレンタルサーバ宛にします。その後、レンタルサーバの.htaccessを使って、サブドメインに転送(リダイレクト)します。そうすれば、ルートドメインでBASEのサイトを表示させることが可能です。

詳細は以下に書きます。

ルートドメインにする流れ

1.BASEの独自ドメインAppを使って、サブドメインを設定

サブドメインは「www」とします(例:www.sample.shop)。これでサブドメイン(www.sample.shop)で表示されます。

2.独自ドメインをレンタルサーバのIPアドレスに設定

DNSサーバからAレコードを追加します。AレコードはレンタルサーバのIPアドレスにします。Aレコードを追加する方法は、ドメイン管理会社(お名前.comなど)によって異なります。この辺は、ドメイン管理会社のマニュアルを見て、頑張って設定してください。

3.レンタルサーバからドメイン設定を行う

レンタルサーバから新規でドメインを登録します(例:sample.shop)。どうせ使わないので、ディレクトリの中身は空でOKです。

 

この状態で、ドメイン(例:sample.shop)は、レンタルサーバの内容が表示されます。サブドメイン(例:www.sample.shop)は、BASEで作ったECサイトが表示されます。

4.レンタルサーバからリダイレクト設定を行う

レンタルサーバからドメイン登録したディレクトリに「.htaccess」を作成します。ディレクトリ内に、もともと「.htaccess」があれば、下記を追加すればリダイレクトされます。先頭に追加してください。※下記のsample.shopを自分のドメインに変更してください。

RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^sample.shop$
RewriteRule ^(.*)$ https://www.sample.shop/$1 [R=301,L]

「.htaccess」が無ければ新規作成し、上記を記載してください。尚、「.htaccess」の新規作成は、少し特殊な方法になります。そこは、ググって調べてください。

まとめ

これで、ルートドメインでもBASEで作ったECサイトを、表示することが可能です。BASEのマニュアルにはルートドメインは使用できないと書いてありますが、この方法ならルートドメインでも表示できるでしょう。

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